早稲田生100人に聞いてみた:「女子力」って?(前編)
普段何気なく使っている言葉が、実はジェンダーバイアス(ジェンダーに対する偏見)がかかっているかもしれないことについて皆さん考えたことはありますか?
「女子力」という言葉は日常会話でも、メディアでもよく見ることがあるかと思います。とても身近な言葉に感じますが、実際どういうイメージを持たれるのか、またどのような無意識やバイアスの中で使われているのか、Lean In Waseda はジェンダー多様性を支持する団体として身近な早稲田生たちへ「女子力」に関するアンケートを行ってみました。
今回はアンケートの結果を2つの記事に分け、前編は「女子力」のイメージに関して、そして後編は恋愛においての「女子力」& まとめをシェアして行きたいと思います!
今回のアンケートは105人もの方々に協力していただきました!
協力してくださった早稲田生のみなさん、ありがとうございます!
アンケートのサンプルデータ
1.「女子力」のイメージ
回答者の多数は「女子力」という言葉を使う、または耳にする際、メディアか知人の会話で聞くことが多いそうです。友人と話す時であったり、一人でいても、テレビや様々な広告を通して目にすることが多いそうです。それでは、日常的に使われる「女子力」とは一体、どのようなイメージを持たれているのでしょうか?
「女子力」は清潔感があり、可愛くて、男ウケが良いというイメージが強いという傾向があるようです。身だしなみに関する回答が多く、清潔感があって綺麗な人が女子力のイメージと一致すると言えるのではないでしょうか。
けれども「女子力」のイメージではない、「かっこいい」「勉強できる」などは清潔感がある人でも持っている要素です。少し強さがあると、「女子力」という定義から外れてしまうのでしょうか。
また、「女子力」のイメージとマッチする回答に、モテるという回答も多かったですが、イメージではない「セクシー」や「かっこいい」など、どちらもモテることに関連する言葉と考えられます。このため、かならずしも女子力=モテる=かっこいい・セクシーに繋がらないのが興味深いです。「女子力」という定義は基本的に「可愛い」のイメージが前提にあるものだと言えるでしょう。
2.「女子力のない人」のイメージ
逆に「女子力のない人」とはどのようなイメージを持たれているのでしょうか?女子力が無いとは一般的に考えると悪い印象が多いと思われがちなようですが、実際に回答者の答えを確認してみました。
女子力は「清潔感のある人」ということで、女子力が無いとなると「がさつ」という回答が多かったです。けれども、女子力がないことがプラスに判断する人も多かったようです。女子力にとらわれず、さばさばしてて関わりやすいなど、気が楽だからその方がいいなど、ポジティブな印象も数多くありました。意外と一般的に思うような女子力は求められていないかもしれないですね。
ここまでは早稲田生にとっての「女子力」のイメージに関するまとめでしたが、後編では恋愛においての「女子力」についてまとめて行きたいと思います!お楽しみに!